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特定健診・特定保健指導の概要

メタボリックシンドロームに重点を置いた健診
内臓脂肪が過剰に蓄積した結果、発症する2型糖尿病や高血圧などをもつ病態をメタボリックシンドロームと位置づけ、メタボリックシンドロームに該当する対象者を健診によって選び出すことを目的にしています。

病気の進行によって、医療費が高くつくからです。

特定健診の検査項目
特定健診(メタボ健診)で検査するのは、腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値の4項目です。腹囲はお腹のサイズを測り、脂肪の量を大まかに把握するために検査します。

血圧は生活習慣病である高血圧の診断を行うために測定します。血糖値も、糖尿病などの生活習慣病を診断する上で必要な指標なので、測定します。

コレステロール値は肥満や動脈硬化などの病気を診断するため、そして食生活の乱れを判断する材料として検査を行います。

病状に応じて対象者を階層化し、特定保健指導を実施する
健診結果の異常検査項目数、喫煙の有無から3つに階層化し、保健指導を行う。階層化の区分は「情報提供」「動機づけ支援」「積極的支援」の3段階です。

「情報提供」は、一部の検査値に問題がある人に対して、検査値の意味と生活習慣の注意点を情報提供します。

「動機づけ支援」は、肥満かつ検査値に異常が見られたり、喫煙している人を対象に面接を行い、食生活の注意や運動のすすめを行います。

「積極的支援」は、減量が必要な人に対して、日常生活を分析し、医師、保健師または管理栄養士が日々の生活に対してアドバイスをします。

特定健診及び特定保健指導の結果に基づいて後期高齢者支援金の増減を行う
これは糖尿病予備群を25%減少させるという目標達成の程度により、医療保険者が搬出する後期高齢者医療制度への支援金の額を増額あるいは減額するというものです。

ですから、医療保険者(国民健康保険、共済組合、会社員などが入っている健康保険組合など)は、この特定健診・特定保健指導制度に一生懸命に取り組むという構図があるわけです。

これまでの健康診断は、結果が出ても「病院に行ってください」という申告書を送付するのみで、強い勧告などはせず、個人に判断を委ねていましたが、特定健診(メタボ健診)ではそこから更に一歩踏み込んだ健康診断を実施するという事になります。

特定健診(メタボ健診)は、即命に関わるような病気を診断するものではありません。それ故に、実際に数値を突き付けられても「まあ良いか」で済ませてしまう恐れがあります。

健診などの保健事業について、これまで老人保健法や医療保健各法に基づいて、市町村、企業、医療保険者によって実施されてきましたが、各健診の役割分担がはっきりしていなかった点と、受診者に対するフォローアップが不十分であったのを改善したということです
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