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特定健診とメタボリックの関係

20世紀前半までは、病気といえば感染症が多かったのですが、20世紀後半から、がん、脳卒中、心臓病に代表されるような慢性疾患が多くなりました。

これは日常の生活習慣の蓄積が、遺伝や環境要因との複雑な絡み合いの中で、発病したり悪くなったりすることが特徴です。

特定健診
2008年の4月から実施された特定健診(メタボ健診)によって、メタボリックシンドロームに対する注目が一気に広まっています。メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群とも言われます。

内臓脂肪が過剰に蓄積してくると復囲が大きくなり、様々な生理活性物質(アディポサイトカイン)が分泌され、遊離脂肪酸が増加する結果、ホルモンの働きを弱めて、血圧や血糖を上昇させ、脂質代謝を狂わせます。

これらは動脈硬化を進行させていきます。しかし自覚症状がほとんどないため、突然、心筋梗塞や脳卒中を発症させます。このことがメタボリックシンドロームが注目されている理由です。

メタボリックの定義
メタボリックシンドロームの定義としては、肥満に加え高血糖、高血圧、脂質異常症の状態が2つ以上重なった状態の事を指すという事になります。

例えば、肥満状態の際に高血圧と糖尿病も患っているとなれば、これは文句なしのメタボリックシンドロームです。

では、肥満や高血圧とは、具体的にどういった状態の時の事を指すのでしょうか。その定義は国によって異なるのですが、日本の場合は以下の基準が設けられています。

・肥満:腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の状態若しくはBMIが25以上
・高血圧:収縮期血圧(上)が130mmHg、拡張期血圧(下)が85mmHg以上
・高血糖:空腹時の血糖値が110mg/dl以上
・脂質異常症:中性脂肪値が150mg/dl以上若しくは善玉(HDL)コレステロール値が40mg/dl未満


メタボリックシンドロームの定義は、そのまま特定健診(メタボ健診)にも採用されており、この条件を肥満+他のどれか一つが満たしている場合は、メタボリックという判断が下され、特定健診(メタボ健診)における特定保険指導を受ける事になります。

高血圧、高血糖、脂質異常が肥満者に多いことは、古くからわかっていました。近年、身体の脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があり、特に内臓脂肪の蓄積がこれらの病気の発症、悪化に関係することがわかってきたと言うことなのです
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