特定健診の検査項目と厚生労働省の特定健診ソフトのTOPに戻る

特定健診義務化の本当の理由

特定健診(メタボ健診)が2008年4月から義務化されましたが、実際、メタボリックシンドロームに対する現在の日本人の認識は、あまり深刻とはいえません。

これは、バラエティ番組などで良く見かけるデブタレントや大食いなどの影響によるものだと思われます。これらのバラエティ番組は、健康的にはかなり危険かと思います。無知としか言いようがありません。

糖尿病は不治の病
メタボリックシンドロームは、お笑いのネタになるような、決して軽い症状ではありません。現に、タレントの中には、糖尿病と診断されて、それを軽く見ている例が少なくありません。

糖尿病は自覚症状がほとんどありません。これは不治の病です。この病気は一生治りません。最も恐ろしい合併症に気をつけて毎日の生活習慣を送らなければなりません。

正常な脂肪細胞ではインスリン抵抗性(インスリンによって細胞にブドウ糖を取り込む働きをじゃまする)を改善する善玉のアディポサイトカインを多く分泌しており、骨格筋でインスリンがよく効きます。

インスリンの働き
インスリンは血液中のブドウ糖を骨格筋や肝臓に取り込ませていき、血糖値が高くならないようにする働きがあります。脂肪の多い食事は、脂肪細胞を肥大化させ、大型脂肪組織を増やします。

大型化した脂肪組織では、悪玉のアディポサイトカインなどがインスリン抵抗性を悪化させ、血糖値が高くなります。その結果、糖尿病になるという仕組みです。

メタボリックシンドロームの深刻性を日本に広げるには、実際に検診を受けてもらい、自分の状況がいかに危険か説明を受ける機会を設けなければ、いつまで経ってもメタボリックシンドロームの深刻さが伝わらないという判断の元で、こういった特定健診と特定保健指導といった制度の流れができ上がったと言えます。

これは安定した検診代が得られるから医者にとってもありがたい事と言われていますが、それは大きな間違いです。

予防医学に力を注ぎ、最終的には医師を減らし、医療費の削減を図らなければなりません
関連コンテンツ

新しい健診制度のデメリット?

特定健診(メタボ健診)の義務化によって、メタボリックシンドローム、あるいは現在の医療に対して様々な議論がなされるようになりました。 基本的にメタボリックシンドローム、肥満を減らそうという方向につ・・・

メタボ健診のメリット

2008年4月から始まった特定健診(メタボ健診)ですが、普通に暮らしていると、知らずに生活習慣病+内臓脂肪型肥満を抱え込むのが現代社会です。ならばこの特定健診で、自分の食生活や運動を見直すキッカケにし・・・

積極的支援について

積極的支援について 特定健診(メタボ健診)における積極的支援とは、動機づけ支援以上のレベルが要求されるものです。 受講内容によってポイントが設定されています。1つは「積極的関与タイプ」もう1つ・・・

特定健診と特定保健指導の意義

特定保健指導について 特定健診(メタボ健診)では、腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値の4項目を検査しますが、これらの数値があらかじめ定められた基準値を超えた場合、自らの健康状態を自覚し、生活習慣改・・・

特定健診で決められた検査項目

厚生労働省の標準的な健診・保健指導に関するプログラムによると、特定健診で実施される内容は決まっています。 特定健診の検査内容 特定健診(メタボ健診)では、腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値を・・・

特定健診とメタボリックの関係

20世紀前半までは、病気といえば感染症が多かったのですが、20世紀後半から、がん、脳卒中、心臓病に代表されるような慢性疾患が多くなりました。 これは日常の生活習慣の蓄積が、遺伝や環境要因との複雑・・・

特定健診の本当の狙いとは?

超高齢化社会を迎えた21世紀。40歳から74歳までの特定健診対象者は5600万人にも及びます。 これからの時代は健康が財産 高血圧も糖尿病も脂質異常も、その元凶は内臓脂肪の過剰な蓄積にあります・・・

特定健診・特定保健指導の概要

メタボリックシンドロームに重点を置いた健診 内臓脂肪が過剰に蓄積した結果、発症する2型糖尿病や高血圧などをもつ病態をメタボリックシンドロームと位置づけ、メタボリックシンドロームに該当する対象者を健診・・・